肌(皮膚)の構造と役割|表皮・真皮・皮下組織

肌(皮膚)は最大の臓器

私たちの体は、頭のてっぺんから足の指先まで皮膚で覆われています。意外と知られていませんが、皮膚は私たちの最も重要な臓器の一つでもあります。体型にもよりますが、成人の皮膚の総面積は約1.6平方メートルもあり、この大きさは人体の中で最大です。

外側から順番に、皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれています。

表皮(角質層)は体を保護したり、水分を保持したりする役割を担っています。

真皮は肌の弾力性を維持している非常に強固な組織です。また、真皮は触覚や嗅覚のセンサーとしても機能し、体温を一定に保つ役割も担っています。

また、皮膚の最深部である皮下組織は保温性があり、衝撃を吸収するクッションのような役割も果たしています。

表皮とは?

表皮はいくつかの層に分かれており、下層から徐々に新しい細胞が形成されていきます。これらの細胞は最終的に角質細胞となり、皮膚の表面を覆い、角質層を形成します。

角質層とは?

表皮の一番外側にある角質層には角質細胞と呼ばれる細胞が並んでおり、ウイルスや細菌、物理的な刺激などから体を守っています。また、角質層には、保湿成分や油分が含まれており、肌の潤いを保ち、肌の乾燥を防ぐ役割を担っています。

真皮とは?

真皮はエラスチンとコラーゲンの繊維が絡み合ってできており、その隙間をヒアルロン酸が埋めています。このため、真皮は、肌の弾力やハリを維持するための非常に強固な組織になっています。

真皮には、触覚、痛み、温度に敏感な神経のネットワークがあり、さまざまな感覚の主なセンサーとなっています。また、真皮にはエクリン汗腺があり、汗を分泌して体温を逃がしたり、体温の上昇を防いだりします。

皮下組織とは?

皮下組織は外力の衝撃を和らげるクッションの役割をしています。さらに皮下組織に貯めこまれた脂肪には保温効果があり、体温が下がりすぎないようにしてくれます。

自己流セルフケアに警鐘

美肌には「健康的な肌」が不可欠です。湿疹やかゆみ、赤みなどの肌トラブルの症状が出た場合、自己流の間違ったセルフケアを続けていると、症状を悪化させてしまうことがあります。

内臓と違い、皮膚は肉眼で見ることができます。皮膚症状は内科的な病気のサインとして医師の視診や触診の対象にもなっています。

  • 赤みは出ていませんか?
  • 湿疹や腫れはありますか?
  • 痒みや痛みはありますか?

顔だけではなく全身の肌の健康状態を時々チェックすることも大切です。このような症状がある場合は、皮膚科を受診してしっかりと診察を受け、処方薬をもらうだけでなく、スキンケアについて専門的なアドバイスをもらいましょう。

繰り返しになりますが、自己流のセルフケアを続けていると、皮膚症状を悪化させてしま場合があるだけでなく、重大な病気のサインを見逃してしまう場合もあります。肌トラブルを抱えてしまったら、早めに皮膚科を受診しましょう。

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